グルーガンでシーリングスタンプをつくったのでコツを紹介します!
招待状の封かんのため、グルーガンでシーリングスタンプを作りました。招待状以外にも使えそうなので、備忘録としてまとめておきます。
シーリングスタンプとは?
ヨーロッパの映画などでよく見かける、手紙に封をする為に赤い蝋を垂らして紋章を押すあのスタンプを「シーリングスタンプ」または「封蝋(ふうろう)印」と言います。
一般的には手紙、お酒の瓶、香水のパッケージや、高級感を演出するアイテムとして使用されておりますが、中世~近世のヨーロッパでは公式文章や親書などの重要書類に封をして本物であることの証明として使われていました。
押された封蝋は剥がしてしまうと割れたりして元に戻せないので未開封である証明となります。
とてもおしゃれに見えるアレはシーリングスタンプまたは封蝋印というそうです。いつか使ってみたくてたまらなかったので、招待状を送るこの機会に嬉々としてやってみることにしました。
グルーガンでやってみた
どうしてグルーガンを使うのか
グルーガンは、スティック状の樹脂を溶かして接着するものです。熱で溶けた樹脂が冷えることで固まって接着することができます。蝋を使ったシーリングスタンプだと郵送中に割れてしまう可能性がありますが、樹脂であるグルーで作ればその心配はなくなるのでグルーガンを使うことにしました。
また、蝋ですと火を使って蝋を溶かして直接封筒に落とす必要があるため、失敗して宛名を書き直すリスクを取るのが嫌でした。
最後に、グルーの方が安価なんです。安いということは重要です。
グルーガンでのシーリングスタンプの作り方とコツ
製作途中の画像です。完全に手を放して冷えるのを待っていました。待ち時間の方が作業時間よりも長かったです。きれいな円を作るよりは、少し形がゆがんていたほうがそれっぽさが増すので私は好きです。
作り方は下記のブログさんに写真付きで詳しく記事にされています。私もここを大いに参考にさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
紹介記事通りにやればきれいにできると思います。私がやってみて感じたきれいに作るためのコツとしては、下の4つです。
- スタンプを保冷剤でしっかり冷やすこと
- グルーは出してから15秒ほど待ってからスタンプを押すこと
- スタンプは押しすぎると貫通するので、少しだけにすること
- スタンプを剥がす前に、保冷剤で冷やすこと
特に4番に気付くまでに時間がかかり、10個ほど失敗しました。十分に冷やしてから剥がさないと、スタンプからグルーを剥がしたときに表面ががさがさ気味になってしまい、見た目がきれいになりませんでした。しっかり冷やしてから、スタンプから剥がすときは飛ばすくらいの勢いで一気に剥がしたほうが上手くいきます。
最後に裏に両面テープを貼って完成です。両面テープで封かんとして貼り付けました。
使用したもの3点
100円均一、セリアのシーリングスタンプです。もちろん100円。柄はパッケージ左の3つのうち、真ん中を使いました。お花っぽいデザインです。
グルーガンはこれを使いました。100円均一のグルーガンは待機時にグルーが垂れてきてしまうとの口コミを見かけて、そうなるとストレスになりそうだったので評価が高く安いものを購入しました。待機中に垂れることはありませんでした。今後も手芸や工作に活用できそうです。
最後に、グルーです。原色真っ赤なグルーだと安っぽく見えるので、なるべく落ち着いた赤のものを探しました。このグルーの赤色は写真では原色ですが、現物は探していた色に近いです。完成後は気温がずっと高かったのもあったからか、少しだけぺたぺたした触り心地です。
作ってみて思ったこと
問題としては時間がかかることですね。待ち時間が長いので60個ほど作るのに合計4~5時間ほどかかった気がします。どうせ100円ですし、スタンプ2つ買えば効率化できたかもしれません。
なにはともあれ、今回シーリングスタンプを手作りしてみましたが、とても楽しかったですし達成感がありました。封かんとして貼り付けると、招待状自体に高級感が出ますので非常におすすめできます。費用もそんなにかかりませんし、興味があればやってみてはいかがでしょうか?
費用といえば、招待状にかかった費用を別記事にまとめておりますのでそちらもよければご覧ください。
招待状の記事は費用の記事とは別にまとめてあります。
グルーガンのシーリングスタンプを使った席次表もつくりました。